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 2009年、日本に女子プロ野球リーグが誕生しました。高校の女子硬式野球部が生まれ、女子の硬式野球人口は増えてきてはいるものの、競技環境は整わず、学校を卒業したら野球を続けることができない彼女たちのためにと、創立されたリーグです。武庫川女子大学出身で、今春、日本女子プロ野球リーグのチーム「ディオーネ」に入団した川口亜祐美さんに会いました。

 女子プロ野球リーグについて聞かせてください

 リーグがスタートした時、女子硬式野球部は全国にわずか5校でしたが、次第に女子野球選手が増え、高校や大学の女子硬式野球部、クラブチームが着実に全国に広がってきています。本年度からは、東地区と西地区にそれぞれ2チームずつがあり、1年間のシーズンを戦います。
 支えてくださる方は、「男子に負けない迫力と女子ならではの華やかさ・ひたむきさがある」と言ってくださいます。私たちも、リーグの存続と発展にできる限りのことをしていこうと努力していますので、ぜひ試合を見にきてください。

 ディオーネとは?

 リーグの4チームの名前はそれぞれ女神の名前なんです。星の女神・アストライア、山の女神・レイア。花の女神・フローラ、そしてディオーネは空の女神です。それぞれのチームのマスコットもとてもかわいいですよ。

 川口さんのチーム内での役割は?
 
 私は、淡路島出身で、神戸の野田高校から武庫川女子大学に進みましたが、高校、大学とソフトボールの内野手でした。リーグにはトライアウトで採用され、投手として頑張っています。私、緊張しないんです。ピンチを楽しめるところがありまして。窮地になればなるほど「頑張ろう」と思えるので、コントロールも安定しています。そんなところを評価していただいて、投手になりました。

 選手としての毎日は?

 平日の1日のスタートは、走り込みから始まります。キャッチボール、ノック、バッティング、ピッチングなどを午前中いっぱい練習し、午後からは集客活動。各地を回って試合のご案内をしたり、メディアにご協力のお願いに行ったりしています。お休みの日は、普通の女の子と同じように、ショッピングや食べ歩きをしたりしていますよ。見かけたら、気軽に声をかけてくださいね。

 ワールドカップもあるんですね。

 2年に1回開催されていて、今年は宮崎市での開催です。9月1日からの大会に向けて、侍ジャパン 女子代表(マドンナ・ジャパン)最終候補選手にリーグの所属選手6名が選出されたんです。この6月28日〜29日には、リーグとの強化試合も行いました。今後は、3度の強化合宿を経て登録選手が決まりますが、ぜひ6名とも残ってほしいですね。

★試合のお知らせ
7/11(金)・7/12(土)18:30〜
ヴィクトリアシリーズ後期開幕戦
フローラ VSディオーネ
ほっともっとフィールド神戸
12日(土)は川口亜祐美デー!
先着300名に選手カードをプレゼント!!


●事務所
京都市中京区東洞院通元竹田町
647ー1 大平ビル3階
TEL:075-213-3989
(平日10時〜17時)
http://www.jwbl.or.jp


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