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 本年9月から「HAPPY子育て通信」という無料のメールマガジンを発行し始めた、幼稚園教諭の大森早苗さん。3人のお子さんの母親であり、子育てサークルの代表でもあり、子育てに悩むお母さん方の味方です。

 メルマガ発行のきっかけは?

 1歳〜未就園の親子を対象に子育てサークル「親子体操キャンディ」を運営しています。親子で音楽に合わせて体操したり、ダンスやリトミック、絵本読み聞かせ、自然遊びを行っています。お母さん自身も体を動かしてリフレッシュでき、仲間もできます。
 子育てに喜びを感じるお母様たちを見たことと、同時に、子育ての悩みも聞くようになり、私にできることはないかと考えました。子育て支援実践をしてきた私なりの思いを、メールマガジンという形で情報発信できればと思い立ちました。内容は子供への向き合い方や言葉かけ、おすすめの遊び、絵本、時短料理の紹介など曜日ごとに変えて、毎日配信しています。

 お母さんたち、子供の教育にはとても熱心ですよね。

 私もそうなのですが、熱心になりすぎると、子供と正面から向かい合い過ぎて、子供に期待をかけ過ぎたり、干渉してしまいがちです。「褒めて育てよう」と思っていても、うまくできないとおっしゃるお母さんも多いです。褒めることにこだわらず、子供の話をよく聞いて、ありのままの子供の姿を受け止め、認めてあげることが大切ではないかと思います。

 自然とのふれあいは、どんなことをするんですか?

 自然の中でたくさん遊ぶことは、脳の発達にとても重要です。自然と言っても、身近にある公園で十分です。雑草をちぎったり、花や木の実を触ったり潰したり香りを楽しんだり、泥んこ遊びをしたりという、五感を使った直接体験を子供たちにたくさんさせるべきです。体力はもちろん、創造力や仲間とのコミュニケーション、豊かな感性も育ちます。手を切ったり転んだりという経験も大切で、自ら危険を回避する力も育てます。
 子供の大好きなお砂場道具は、家庭で使わなくなったお鍋や泡立て器などの調理用品を使います。中でもおろし器はおすすめで、木の実などをすりおろせば、香りを感じながら、ままごと遊びが盛り上がります。子供たちもどんどん自分で遊びを展開していくようになりますよ。

 地域コミュニティにも着目されているとか。

 子供の育ちにとって、地域コミュニティは重要です。面倒がる人もありますが、子供を軸に形成されている地域コミュニティは健全ですね。例えば公園に行ってゴミ拾いを手伝えば、ゴミを投げ捨てた後のことに想像が働いて、ゴミを捨てない子になります。こうした日常の何気ないことを、新しい発見をしながら実践できれば、子育てはうんとハッピーになりますよ。

  「子供一人を育てることは最も崇高な仕事で、子供にとって親は大統領より重要な存在です」と、大森さん。だからこそ、目の前の子供をまず認めてあげて、ご自分も楽しんでくださいね。


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