生活の中で常に触れている色。色は「第3の言語」と言われているのをご存知ですか?
毎日、何気なく選ぶ服の色にもその時の気持ちが影響していると言われるほど、色と心は密接な関係を持っています。セラピストの神谷さんにお話をうかがいました。
(取材担当 正木裕明)


きっかけは友人の一言
以前は老人介護の現場にいた神谷さん。毎日の仕事の中から、やがて介護される方、介護される方の家族、介護する側それぞれの「心のケア」の方法について模索するようになったそうです。
「最初に出会ったのは気功でした。気功治療家としての経験も積んでいったのですが、そのうち、私には何か足りないような気がしてきました。そんな時、「色って癒しになるんじゃないの?」という、長年の親友からのアドバイスで、老人介護に従事していた時期に同僚から勧められて本棚に突っ込んだままだった(笑)オーラソーマ式カラーセラピーの本を思い出したんです」。

神谷さんは「ちょっと覗いてみようかな」と足を運んだ講習会をきっかけに、色と心の世界にのめり込んで行ったそうです。


色と心の世界から
「カラーセラピーに出会って、私が探していたのはこれだったな、と思いました。人間と色は、切っても切り離せない関係にあるなと実感しました。例えば日本語にも「腹黒い」、「黄色い声」、「身の潔白」など、人間の状態を表現する言葉には、たくさんの色が溢れてますよね」。

オーラソーマ式カラーセラピーでは、2色の液体が上下に入っている1本の小さなボトルが100本以上あり、その中から4本程度を直感で選びます。選んだ色の意味を読み解きながらカウンセリングすることで、自分の現状や、日々の暮らしの中で抱えた問題の解決法を探ってゆくというもの。記者も体験させてもらいましたが、神谷さんの気さくな人柄もあいまって、お話している間に心が落ち着いてゆくのを感じました。

「現在はオーラソーマ式の他にも、カナダ式センセーションカラーセラピー、絵画や音楽を用いたセラピーなども行っています。でも、セラピーはそれ自体が目的じゃなくて、あくまでツール。扉を開けるための鍵ですね。色って、本当にいろいろなことを教えてくれるからこそ、疲れている時や悩んでいる時に前向きになるための、きっかけにしてほしいんです」。


色を手掛かりにして
神谷さんは現在、主宰する『クリスタルソウル』での業務をはじめ、学校のPTAに招かれたり、介護の現場に携わる人たちを対象にしたセラピー、イベントへの参加などで、多忙な毎日を過ごしておられます。

「結局、私にとって最大のテーマとは、家族なんだな、と思いますね。何でも判っているつもりの家族だって、気づかない間に心の疲れを抱えることがありますよね。それを隠したりするんじゃなくて、互いにケアしてゆく。そのための道しるべになるのが、色なんだと思います。色の仕事を始めて一番変わったのは自分自身、そして家族。私の根底には、いつも家族がありますね」。

■クリスタルソウル
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