公立の中高一貫校、兵庫県立芦屋国際中等学校は毎年高倍率の人気校。 そこに毎年、多数の合格者を送り出す個人塾、ステージメソッド塾を主宰する西角けい子さんは子供一人ひとりに合った指導と同時に「子供の成績の9割はお母さんで決まる」と、母親への指導も行っています。

西角けいこさんが教育に携わるきっかけは子供の頃に 習っていた英語の先生。「母は小学校3年から英語を 習わせてくれるほど教育熱心。
先生から『あなたの発音はネイティブに近い美しい発音ね』と ほめていただいたんです。その経験が私を教育に向かわせました」。
中学入学。英語に自信もあり、授業を楽しみにしていました。「中学の英語教師がその発音では駄目だと。でも、先生の発音は今までとまったく違う。
頑なになっていくうちに、先生に目をつけられ、 次第に友人たちがパーッと離れていきました」。 西角さんは登校拒否になってしまいました。 欠席日数が多かったため公立高校に入れず私立に通うことに。
その後、短大卒業後、一部上場企業に就職して広告宣伝部の セクレタリになります。「高校入学のときはくやしい思いを しました。父は常に大手企業に入れば幸せになれるが口癖。
これで、やっと私は幸せになれるんだ!と 晴れ晴れした気持ちでしたよ(笑)」
順調にOL生活を続けていましたが、 どこかにこのままでは駄目、という思いも。「そんな時『あなたの発音は美しい…』を思い出したんです。 教育の世界に入ろうと退職し、小さな英語教室を スタートしました」。子供にとって最初の楽しい先生で いたいという思いから一生懸命に指導。 常に生きた英語を子供に伝えるべく、プロのプロデューサーを 使った英語劇など様々な取り組みをしてきました。 でも、お母さん方が求めていたのは、英会話ではなく学校の 成績に結びつく受験英語を教えてほしいということ。 「悩みましたが、ニーズに答えることも大切と 思い指導を始めます。すると生徒たちの成績がすごく上がって、 お母様たちに感謝されました」。
ステージメソッド塾を立ち上げたのは3年前。「子供が受験のテクニックを身につけるだけでなく、
将来につながる指導をしたいと思ったんです。 芦屋国際の試験は面接と作文です。 自分のスキルを上げないと通じません」。 今では片道3時間かけて通ってくる子や、 東京からもわざわざ西角さんの指導を受けにくる生徒もいるとか。 「子供一人ひとりにはたくさんの力があります。 その力を発揮するには、『心、身体、スキル』の 3面アプローチが大切だと思っています。 大手の塾はスキルを磨くことはすごい。 でも、それだけでは駄目だと考えています。 3面レベルアップするには、やはり母親力が必要なんです」
お母さんが幸せでポジティブにならないと子供の力も アップしないそうです。読者の方はいかがですか?日ごろ、お子さんの力を信じて明るいお母さんになっていますか?西角さんのお話を伺ううちに、小言や不満を言うばかりでなく、 子供とともに成長し自分を磨かねばと思いました。











