「私、20歳から結婚生活をして、28歳で離婚しました。 でも、人生をひとりで生きていくのはいやだなと思って、 結婚情報会社のアンケートを片っ端から送ってみたんです」
 山田由美子さんは離婚という苦い体験にもめげず、 自分を冷静に見つめました。 大手の結婚情報会社から山田さんに勧誘の電話攻撃がありました。
  「入会金33万円を払い、2年間の会員になりました」。1年間はいろんな人と出会ってみようと相手の細かい条件も付けずにいたら、百通以上の紹介状が届き、1年で80人以上の人とお見合い。そして、2年目。年齢も30歳。本気で婚活です。 「待ち合わせ場所に行くと、英字新聞を広げているんです。 彼は背が低かったので、『え〜っ』という思いもあったけど 英語ができるんやと思い直し、喫茶店に入って話してみると 話は面白いし、好奇心が旺盛で覇気があったんです」
 何度かデートをしますが、いつも行きたいところが一致。 「この人とはやっていけるかも、てね。 ただひとつ気になったのが職業。彼に合う仕事が他にあるはず、と 就職情報誌を持ってのデートでした。 その後、得意分野に就職し、年収もうなぎのぼり。 見た目だけで判断していたら、こんな出会いはなかったけど、私にとっての原石君でしたね」。山田さんのいう「原石君」とは、自分で育てることによって相手が輝き、それによって自分も幸せになれるということなのです。

 
 幸せな結婚を手に入れた山田さん。経験を生かし、結婚情報会社で働き始めました。「私は結婚情報会社を上手に利用できました。でも、『相手の職業は医者』とか『芦屋のお嬢さんがいい』と自分と釣り合わない、高望みの人がたくさんいます。そんな人は2年の間に1人も会うことができない。担当者はその条件では無理とわかっていても教えてあげない。システムに疑問を感じている時に日本仲人協会の養成講座を受けて、昔ながらの世話焼き仲人になろうと独立しました。足りないことがあれば、しっかり言ってあげて、結婚に向かわせてあげたいと、ね」
 結婚するには、お金がかかります。だから貯金も必要だし、年収も高いに越したことはないといった経済的なことから、デートスポットや服装、プレゼントのタイミングなどなど、どんな小さなことでも相談にのってくれます。
 明るく、パワー全開の山田さんは、婚活中の人にとって強い味方です。成婚率が高いのもうなずけます。「時には厳しく、はっきり言います!
 お見合いって自分を見つめ直す良い機会。出会うきっかけがお見合いで、その後は二人で愛を育んで幸せになってもらえればいいでしょ。私の役目は、そんな二人の背中を押してあげることかな」