仲島正教さんは、西宮市内の小学校教諭、西宮市教育委員会を経て、現在の若手教師パワーアップセミナー「元気が一番」塾を開きます。
「教育委員会にいる頃、若い先生にいろんな事を伝えたいなぁ、という思いが湧き上がりました。でも、教師という仕事も好きだし、生活があるから仕事は辞められない、と思っていました。そんな時、教え子たちと飲む機会があり、『先生、それやれや。先生は僕らに夢をもってチャレンジせい、といつも言っていたのに自分がやらないのはずるい』と言われて、『よっしゃ!』という気持ちになりました(笑)」。 仲島さんが教え子に蒔いた種「夢をもってチャレンジしろ」は、生徒の心にずっと根付き、仲島さんに新たな種として飛んできました。
「教師時代、約40人の生徒を前に教えていましたが、今は40人の先生が僕のセミナーで得たヒントを学校で実践すれば、1600人の子供を間接的に教えることになります。大きな学級を持った気持ちです」
仲島さんが若い先生に行っているセミナーですが、親にとっても大切なことがたくさんあります。
「子供を見つめる感性を磨くのが大切だと思います。あっ、今日はちょっと様子が違うな、という小さなサインを見逃さないように。子供って忙しいときに限って、『ねえ、ママちょっと見て』と来ませんか? お母さんは『今、忙しいから』と話を聞いてあげられないことがよくありますよね。そんな時、10秒でいいから手を止めて子供に寄り添い、『聞きたいけど、今ちょっと手が離せないの。終わったら必ずお話聞くからね』と抱きしめてあげるんです。それだけで、子供は納得するし信頼関係が維持できると思います。『この10秒で、子供は変わるんねんで〜』と若い先生たちによく言います。これはお父さん、お母さんもぜひ、実践して欲しいですね」
結局、スキンシップとコミュニケーションですね。子供は親が自分の方を向いていないと必ずサインを出しているようです。家庭ではそのサインを出さず、友人との関係など、学校でサインを出し続ける子供も多いと仲島さんは話します。
「日ごろから学校の先生とコミュニケーションがあると、様子がわかりやすいですよね。先生と会う機会は少ないので、僕は毎日の連絡帳が先生と保護者の橋渡しだと思います。セミナーに来る先生には、子供をよく見て気付いたことがあったら家庭訪問だと言っています。連絡帳から先生と保護者の信頼関係が生まれていれば、子供をつまづきから乗り越えさせることができるのではないでしょうか」
仲島さんのお話を伺って、忙しい日常でもちょっと家事や仕事の手を休めて子供と向き合う大切さを感じました。親と学校の先生の連携で、子供の成長をよりよいものにしたいですね。












