お家プチ改造計画

爽やかな季節の訪れとともに、お部屋を変えてみたい気分になりませんか。 リフォームや模様替えのような大掛かりなことをしなくても、雰囲気を変える秘訣を2級建築士の資格を持つ、インテリア・コーディネーターの末廣春美さん(ウイズ苦楽園)にアドバイスしていただきました。

◆お手軽模様替え◆
 リビングのレースカーテンを変えてみてはいかがでしょう。昼間の時間が長くなるとレースカーテンを見て過ごすことが多くなります。リビングのインテリアの主役はレースカーテンと言ってもいいぐらいです。モダン、エレガント、シンプル…と選び方しだいで、お部屋の表情がステキになります。

◆カーテン選びのポイント◆
 リビングはレース、寝室は夜静かにくつろぐために、落ち着いた色使いの厚手の遮光タイプと、分けて考えていくことをおすすめします。もっと簡単にと考えるならばカーテンのタッセルなどアクセサリーを変えるのもおススメです。女性がイヤリングやネックレスを服に合わせて変えるように、インテリアのアクセサリーも季節ごとに変えてれば楽しいですよね」  レースのカーテンだけを変える発想はさすがです。これならすぐに取り掛かれそうですね。

◆リビングをひと工夫◆
 家族の共有スペース・リビングは、くつろぐ場所でもあり、お子さんが低学年ぐらいまでは、宿題をする場にもなります。食卓テーブルを勉強に使うのもいいですが、リビングの片隅に小さな作業コーナーを作っておけば、作業途中でもさっと食事を始められます。  そのコーナーを壁ではなく、レースパネルトラックで仕切ってあげれば散らかっているのも目に入りませんし、お部屋の遮蔽感も感じず、お子さんの様子にも目が届きます。日本の昔の住宅は壁で部屋を分けるのではなく、布やすだれなどで空間を分けていました。その良さを現代でも応用できますね。お子さんがいらっしゃる方は、5年周期で部屋の使い方を変えていくと快適な生活が送れると思います」  末廣さんは女性ならではのアイディアを提案してくれました。  さぁ、このGW、まだ予定が立っていない方は、家族で協力してお部屋改造に取り組んでみてはいかがでしょう。

インテリア・コーディネーターはお客さんの要望に沿って、住宅や店舗やオフィスなど室内で使う家具、壁、床などのインテリア計画を立て、商品選択のアドバイスを行ないます。
より納得できるお部屋つくりにするためには、コーディネーターとのコミュニケーションが大切。

「日頃から不満に思っている箇所をメモしておいてはいかがでしょう。私たちがお医者さんにかかるように、コーディネーターは住まいのドクターなんです」と末廣さんからのアドバイスです。