ネイル・ケア

猫は、年を取るとツメを出したり引っ込めたりする筋肉が衰えて、ツメを引っ込めることがうまくいかなくなることがある。その結果、ツメが出たままになり、伸びすぎてぐるっと巻いて足の裏に刺さってしまう。長い日数、尖って伸びたツメに自分の体重をのせて歩いているので、だんだんツメが食い込んでいくのである。

ある猫が、前足のツメ2本が伸びて刺さったみたいと病院にやってきた。1本は完全に深く刺さり、肉球はざっくりと割れていた。爪を引き抜くと、傷口からは血が吹きだした。傷の処置をしたが、あまりの傷の深さにちゃんとくっつくかなあと心配していた。しかし数日後、なんと傷はほとんどきれいに治っていた。すごい回復力だ! しかし、傷の回復だけでなく、ツメもすぐに伸びてくるだろう。このような場合、ツメはマメに切ってあげないといけない。尖ったツメの先が、じわじわと食い込んでいくなんて考えただけで痛そうだよね!