
先月、片山晋吾プロがマスターズで4位になるなど、日本選手が海外ツアーで活躍していますが、杉原プロにとって海外の試合はどうだったのでしょう。フィリピン、シンガポール、マレーシア、香港、日本の5地域を5週間で転戦するアジアンサーキットが62年から始まりました。
「結婚してすぐにアジアンサーキットに行きました。そのときはフィリピンの大会で2位になり、69年の香港の大会では優勝もしました。転戦中、マンゴーを食べて顔がかぶれたこともありました(笑)。今ではいい思い出です」
アメリカのツアーはどうでしょうか?
「初めて行ったのが66年。所属契約を結んだファーイーストの方が同行してくれて、2試合出場し、どちらも予選落ちでした。また、海外のメジャーでは78年、セントアンドリュースで開催された全英オープンに出場しました。ゴルフの原点といわれるコースだけあって難易度も高く、予選落ちです。アメリカツアーは賞金もスケールも日本とは比べものにならないくらい大きかった。僕の飛距離では太刀打ちできない、と感じました。それ以来、海外のツアーに出ることより、国内で頑張っていこうと思いましたね」
ゴルフは男女、年齢、上手下手関係なく楽しめるスポーツです。第一打の打ち出し地点=ティマークを、レディース・シニアティ、レギュラーティ、バックティとかえることもできます。実力に差が出るものを同じステージで楽しむためにハンディキャップのシステムもあります。 杉原プロは35歳くらいから、コース監修の仕事も数多くしてきています。
「ゴルフ場監修の仕事はとても勉強になりました。意見を聞かれてコースに足を運び、自分なりによりよいコースにしたいという思いを伝えると設計者と議論になることもありました。日本は山も多いし、海外のようなフラットな所にはコースはできません。地形の関係でどうしてもトリッキーなコースになってしまうこともあります。高知の黒潮CCの時は、いいホールに仕上げるためには、どうしても鉄塔が邪魔でした。話し合いの末に、2つの鉄塔をずらしていただきました。当時で2千万円ぐらいかかったそうです」
コース監修仕事を通して杉原プロは作り手の苦労、コースを維持する方々への感謝が生まれたそうです。また、コース造りにも理念があります。
「プロは商売ですから、どんなコースも攻めなければならないし、コースの罠にかからないように技術を磨いていかなくてはなりませんが、アマチュアにとってゴルフは楽しむものです。誰が打っても2打目からはグリーンを見えるようにしたいし、弱いものいじめのような位置にバンカーを置くといったことはいやですね。見せかけの美しさや難しいだけのコースは魅力にかけると思っています。どんなレベルの人もゴルフの真の楽しさを体感して欲しいですね」











