パセリの蝶
病院スタッフの家庭菜園のパセリが、今年もイモ虫に食われた。昨年はそれでパセリは全滅。当の本人は、これはアゲハ蝶の幼虫だから仕方ないとあきらめ顔だったが、それならばキンカンやレモンの葉でも食べるはず。しかし、このイモ虫、大食らいの割に他の柑橘系の葉をほとんど食べない。私があげた新鮮なレモンの若葉もちょっとかじったが、もういらないという感じだったそうだ。結局、家庭菜園のパセリをちょっとづつちぎっては、このイモ虫を養っていた。

イモ虫はその後、ちょっとした事故で亡くなってしまい、私たちはその大人になったアゲハの美しい(であろう)姿を見ることはできなかったのだが、後日、どうやらアゲハ蝶は、種類によって幼虫の食べる葉が違うらしいということがわかった。つまり親の蝶は、自分の子が食べることができる植物にちゃんと卵を産んでいくということらしい。それってなんだかすごいことだね!