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 杉原プロは、常に礼儀を重んじ、感謝の気持ちを持つことを大切にしています。
 「大きな声で挨拶するのは、当たり前のことです。ところが、当たり前のことを普通に続けることが難しい。プロゴルファーの中にも、最初のうちはきちんと挨拶をしていても、慣れると『オッス』と言う人もいます。挨拶は、きちんとすることが大切です。僕は自分より実力が下であっても、年長者や先輩を立てないといけない、年少者は進んで挨拶に行くものと思ってきました。礼儀をわからない子どもや若い人に教えてあげるのが、年長者の役割です」
基本は家庭のしつけにありますね。
 「もちろん、子どものころから親がしっかり教えないといけないことですが、最近は残念ながらそれができていませんね。礼儀を大切にするということは、人のためでなく自分のためになります。ツンケンしていても人との繋がりは生まれません。人との繋がりから運が開けてくるものだと思います」海外ツアー
 ゴルフは、石川遼プロの活躍で注目を浴び、2016年のオリンピック種目にも決定され、ますます人気が出てきそうです。「おけいこ」として、小さなころからゴルフスクールに通う子どもも増えています。
 「ゴルフが注目されるのはうれしいことですね。子どもも家で、ゲームをピコピコやっているより健康的だし、学ぶことも多いはずです。子どもにゴルフをやらせたいのならば、おもちゃのクラブでもいいから、遊びの中にゴルフを入れてみるとか、ゴルフに関連する環境を作ってあげるといいですね」
 無理やりさせるよりは、子どもにやる気を持たせるようにすることが大切、とプロは言います。
 「指導者は、基本的な礼儀作法をまず教えしてほしい。そして、人と競うのではなく、自分が一生懸命に努力することが大切だと。僕も人の親だから、気持ちはわかりますが、自分の子どもとよその子どもを比較してはいけません。一生懸命やって、結果として勝てなくても、次につながることを教えてあげてほしい。僕らプロは稼いでなんぼ、という結果が全てです。でも、人生には、一生懸命やったけれど、結果は駄目だったということもあるわけです。それを乗り越え、上を目指して頑張ることが、子どもの成長に大切だと思います」
 子どもにゴルフをさせる場合、ずっとゴルフ一筋というのはどうなんでしょう?
 「小さいころは、いろいろな運動をすることも大切だと思います。ゴルフの練習は、右利きの場合、右上にクラブを上げて、左に向かって打ちます。しかし、成長期の子どもが、片側に偏った運動ばかりを続けるのは健康的には良くないと思います。日ごろの練習は、その逆もするといいですよ」