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  50年近くもプロスポーツ選手として活躍してきた杉原プロ。
 「スポーツをするのはいいことです。子供に、スポーツ経験は必要だと思います。勉強も大切ですが、スポーツは道徳心や気持ちを鍛えます。スポーツには常に勝負がつきものです。負けたら悔しいですよ。でも、悔しさをバネに努力する。そこで勝てたら、達成感が味わえます。逆に勝てなかったとしても、弱者の気持ちを学ぶことができるんです」
 2月には冬季オリンピックも開幕され、私たちもより身近にスポーツから生まれるドラマを、そして人間の強さや弱さを実感できるのではないでしょうか。 海外ツアー
 「地球を買うだけのお金が稼げればいいのに、と思うことがあります」と杉原輝雄プロ。「そうしたら、世界共通の言葉を持ち、何不自由なく生活できる。でも、ルール違反をしたら、ボタンひとつでその国から抹消されてしまう(笑)」といたずらっ子のような目で話します。
 「もちろん、僕が話す桃源郷のような世界をつくるなんて無理ですよ。人が人を殺すような世の中だけにはなってほしくないと思いますが、今も世界中で宗教による争いや民族間での争いはあります。日本にだって毎日、どこかで殺人事件が起きたり、幼児虐待で小さな子供が犠牲になったりしています。動物虐待もあります。弱者を守ることは大切な心だと思います。動物や植物にもやさしい気持ちをみんなが持って、命を大切にすることができればいいのですが」
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 先日、タレントの間寛平さんが、杉原さんと同じ前立腺がんであることを発表していました。
 「僕は、少しの望みでも頑張って生きていくのが当然の義務だと思います。でも、がんといわれたときはとてもショックでした」
 杉原プロは病気になって今までの生活を見直すと同時に、人との出会いやたくさんの方々の応援は本当にうれしかった、と話します。
 「若い頃はゴルフのための練習やトレーニングはしても、50歳ぐらいまでは、食事に気を使うことなく、欲しいものを食べたら良い、と思っていました。ゴルファーは、試合があると1日2食ということもあります。スタート時間が遅いと、朝食を遅めにとって、昼食を抜き、早めの夕食にします。がんになって、もっと早くからサプリメントを飲んだり、野菜や魚をバランスよく食べたりすれば良かったなと思いましたが、後悔してもがんが消えるわけではありません。がんを発表してから、〃がんに効く〃といわれているものを、たくさんの方から送っていただきました。ありがたいことです。今もアガリスクは続けています。僕のゴルフ人生は人との出会いで支えられていました。僕の女房はもちろん、いろんな方が僕の健康のためにサポートしてくれています。今ある自分の立場を自覚して、前向きに生きていかなければ、と思っています」